パート社員を雇う際のルールを知りたい
正社員転換制度・短時間正社員制度
正社員転換制度
パート社員から通常の労働者へ転換するチャンスを整えてください
通常の労働者への転換の推進
パート社員のなかには、通常の労働者として働くことを希望しながらやむをえずパート社員として働いている方々もいます。これは、パート社員となるとなかなか通常の労働者となることが難しいということも影響しています。
このため、パート社員から通常の労働者へ転換するチャンスを整えることが事業主に義務付けられています。(パートタイム・有期雇用労働法13条)
講じる措置の例
- 通常の労働者の募集の際は、その募集内容を既に雇っているパート社員に周知する。
- 社内公募として、パート社員に対して通常の労働者のポストへの応募機会を与える。
- パート社員が通常の労働者へ転換するための試験制度を設ける等、転換制度を導入する。
- その他通常の労働者への転換を推進するための措置を講ずる。
短時間正社員制度
「短時間正社員」とは?
他の正規型のフルタイム労働者(※)と比べて、その所定労働時間(所定労働日数)が短い正規型の労働者であって、次のいずれにも該当する労働者です。
- 期間の定めのない労働契約を締結している者
- 時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同一事業所に雇用される同種のフルタイムの正規型の労働者と同等である者